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非接触インダクティブセンサ LDC1612で流量や睡眠サイクルを計測!?

[最終更新日 : 2016/08/09]


インダクティブセンサとは?

センサコイルに高周波信号を供給するとコイル周辺に電磁界が発生します。そこに金属/導体が近づくと、検出ターゲットの表面に渦電流が流れ、相互誘導の原理でコイルのインダクタンスが変化します。この変化をインダクティブセンサが読み取る仕組みになっています。

インダクティブセンサ LDC1612の応用例

金属・導体の動きをリアルタイムで検知できれば、こんな応用ができるんです。

流量変化

伝導性、もしくは羽の先に金属塗料が塗布されたファンなどを用意し、空気や水を流すとファンが回転し、インダクティブ値が変化します。波形から流量を測定できます。

重量変化

これも面白い応用例です。最近スマートフォンのアプリで「睡眠サイクル」を記録するようなものがありますよね。インダクティブセンサでは、ベッドのスプリング(バネ)にセンサを接続し、ベッドのきしみを測定します。そこから呼吸サイクル・睡眠サイクルがわかったり、またはベビーベッドにいる赤ちゃんの監視、病院では患者の状況を知ることができます。 これは日常生活に取り入れてみたいですよね!

実際にLDC1612EVMを使ってみよう!

LDC1612の評価キット内容

接続イメージ図

  • LDC1612 評価基板
  • USBケーブル

実験で使用するため、今回は六角レンチを用意しました。お好きな金属、導体をご用意ください。

 

GUIのダウンロード、使い方

LDC1612用のGUIは以下TI社のページよりダウンロード可能です。
http://www.tij.co.jp/tool/jp/ldc1612evm

※GUIのダウンロードにはmyTIへアカウント登録が必要となります。
myTIアカウント登録ページ

GUIを起動させると起動画面が現れ、

「MENU」を選択し、

「Data Streaming」を選択すると、

測定画面に移ります。

測定してみよう!

GUI上に測定画面を用意した状態で、六角レンチ(金属)を近づけたり、遠ざけたりすると、CH0のインダクタンスが変化しました。コイルと導体の距離が近いほど微小な変位を検知可能です。どんなに素早く動かしてもリアルタイムで簡単に非接触導体検知ができるのがインダクティブセンサのすごいところです。

最後に

そもそもインダクティブセンサって何?と思われた方も多いはずですが、IoTやインフラ、産業機器など様々な分野で応用が可能な製品です!まずは身近なIoTデバイスとして日常生活にLDC1612EVMを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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LDC1612EVM 誘導型近接センサ評価モジュール


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