富士エレクトロニクス株式会社

ステップテクニカ技術情報

最終更新日 2018/1/18

CU-43USBとエディタソフトで簡単に実機評価する方法

こんにちは、エッグです。何事も経験が重要だと、切に思うようになった今日このごろです。

人間、自分の目で見たものや経験したことは覚えやすいし、忘れにくいですよね。今はスマホ片手に何でも情報が手に入る時代ですが、やはり実際に見て触ったものは忘れません。

というわけで、今回は評価用ユニットとエディタソフトの紹介です。前にソイール君がシミュレータの紹介をしていましたが、実際の開発ではシミュレーションだけではなく実機での評価も必須です。

ステップテクニカでは購入後すぐに使える評価用キットを用意しており、簡単で分かりやすい内容になっています。実際にI/O基板を使って評価する様子を、順を追ってご紹介します。


CU-43USBとCUeditorとは

CU-43USBとCUeditorとは、CUnet評価用のUSBユニットとエディタソフトのことです。パソコンとUSBで接続して、CUnetを使ったシステムの評価やスレーブボードのデバッグ時に活躍します。エディタソフトも直感的に操作できるGUIで、誰でもすぐに使えるような内容になっています。

pcとcub43usb接続

CU-43USBの特長と使い方

CU-43USBはパソコンとUSB接続し、CUnetマスタとして使用するための製品です。内部にはCUnetマスタICであるMKY43を搭載しています。CUnetネットワークを構築する際の評価や、MKY46やMKY44シリーズ搭載のスレーブ基板開発時に有効活用できます。

cub-43usb

● USBバスパワーで動作

パソコンとのインターフェースはMicroUSBで、ケーブルは購入時に付属してきます。USBバスパワーで動作するため、別途電源供給は必要ありません。コンパクトサイズで持ち運びも楽々です。

● Windowsドライバとライブラリを提供

対応OSはWindows7 / Windows8 / Windows8.1で、ステップテクニカ社からWindowsドライバとライブラリが提供されています。これにより、MKY43の機能を簡単に利用可能です。

● 市販のLANケーブルでOK

通信部はRJ45コネクタを採用しており、市販のLANケーブル(100BASE-TX用CAT-5以上を推奨)のストレートケーブルで接続すればOKです。

CUeditor43J for CU-43USB エディタの特長と使い方

CU-43USBと合わせて使うCUeditorの正式名称は、CUeditor43J for CU-43USBです。名前の通りCU-43USB用のサポートツールで、GUIで簡単に操作できるツールになっています。CU-43USBとCUnetのスレーブボードを接続した状態で、CUeditor43J for CU-43USBを使用することにより、画面上でメモリやレジスタを直感的に操作可能です。

特長

  • ● メモリエディット感覚でMKY43内のメモリへアクセス可能
  • ● スレーブを接続して評価やシステムのデバッグに利用可能
  • ● 各種レジスタの詳細ヘルプ機能を装備

動作環境

  最低動作環境 推奨動作環境
表示 SVGA(800×600) SXGA(1280×1024)
メモリ 32MB 128MB
HDD空き容量 10MB 以上
OS Windows 8.1 (64bit/32bit) /
Windows 8 (64bit/32bit) /
Windows 7 (64bit/32bit)

 

MKY46搭載基板を評価する手順

ここでは例として、CUnetのスレーブボードであるCUB-46T2I/Oを使用して実験してみます。CUB-46T2I/OはMKY46が1pcs搭載されているI/Oボードです。ボード上にスイッチの入力16bitとLEDの出力16bitがありますので、CUnetのデジタル入出力がどのように動作するかの確認に最適です。

※2018/1/18追記
2017年末にマイクロUSBコネクタから電源供給が可能になったCUB-46T3I/O-Aというスレーブボードが販売開始されました。(この記事を書くときに欲しかった! 安定化電源を用意するのがめんどくさいので…)

1. 機器の接続と設定

パソコンのUSBインターフェースとCUB-43USBをMicroUSBケーブルでつなぎ、CUB-43USBとCUB46T2I/OをCAT-5以上のストレートケーブルでつなぎます。CUB46T2I/Oには安定化電源で5Vを供給します。

今回は2ノードしかつなぎませんので、両方にターミネーション抵抗を入れる必要があります。ターミネーション抵抗を有効にするためには、CUB-43USBのTermのスイッチをON、CUB46T2I/OのSW5をONに設定します。

CUB-43USBの接続

CUB46T2I/OのSAとDOSAの設定は、SA=01h, DOSA=00hとします。これは電源コネクタ近くのディップスイッチで設定します。これで準備完了です。

SAとDOSAの設定


2. CUeditor for CU-43USBのダウンロード&インストール

ダウンロードはこちらのURLから。

https://www.steptechnica.com/jp/products/cu-43usb/download/indiv/jp/CUeditor43J%20for%20CU-43USB_Ver.1.0.0.zip

ZIPファイル

ダウンロードしたZIPファイルを解凍したらインストールしましょう。
解凍したファイル内のsetup.exeを実行します。あとは画面の指示に従えば、特に間違うところはありません。

セットアップ

セットアップが正常に終わると、スタートメニュー→すべてのプログラムに「CUeditor43J for CU-43USB」が追加されます。


3. CUeditor for CU-43USBの起動

スタートメニュー→すべてのプログラム→CUeditor43J for CU-43USBを選択します。起動時にアプリケーションの初期化の画面が出ますので”Yes”をクリックします。

初期化

初期起動画面が表示されます。

main画面

前にソイール君がシミュレータの紹介をしましたが、実はシミュレータとほぼ一緒の画面ですので、事前にシミュレーションを行っていた方には、非常に馴染みやすいツールです。もちろん、初めて見る方でも問題なく操作できるはずです。


4. ネットワークの起動

CUnetのネットワークを開始するときは、SCR(System Control Register)のSTARTビットへ'1'をライトするだけです。実際の操作は、エディタ画面の中央付近に表示されているMKY43 16 bit-RegisterのSCRの行をダブルクリックして編集窓を開き、”0100”をライトします。

SCRへ書き込み

MKY46のMON端子もアクティブになり、基板のMON表示用LEDも点灯します。また、CUnetネットワークが正常動作すると、画面左上のMON表示が緑色に変わります。

MONが点灯

MONが点灯


5. スイッチ入力を共有メモリで確認しよう

スイッチ入力がCUeditorの画面に反映されるかを確かめてみます。画面左の共有メモリMKY43 Global Memory (GM)のウィンドウで確認します。

例えば、スイッチを以下の設定に変えてみます。

スイッチの設定

するとスイッチを切替えた瞬間にMKY43 Global Memory (GM)の表示内容も変わっていることが確認できます。

CUエディタのGM


6. LEDを光らせてみよう

LEDを光らせるためには、CUB46T2I/OのDO端子に割り当てられたレジスタを操作する必要があります。今回の設定では、以下の手順で操作します。

CUエディタのGMへ5555書き込み

16進入力ですので、わかりやすく”5555”と入力してみます。すると、Writeを押した瞬間にぱっとLEDが切り替わり、16個のLEDが交互に点灯した様子が確認できます。

LEDが交互に点灯


まとめ

いかがでしたでしょうか。エディタソフトを使うと、共有メモリの動きがとても分かりやすいですね。CUnetネットワークを構築する際の評価や、MKY46やMKY44シリーズ搭載のスレーブ基板開発時にぜひ有効活用してください。

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