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最終更新日 2017/10/30

機械の故障やケーブル断線をいち早く知る方法

CUnetネットワークへの参入と離脱

こんにちは、ぎゃろです。最近寒くなってきたと各所で言われていますが、個人的にはこれくらいの気温がちょうど良いのです。理解してくれる方はそこそこいるはず…

さて、今回はCUnetでネットワークを構築している際の、端末の参入あるいは離脱・停止した状態を知る方法について記事を書きたいと思います。

結論から言ってしまいますと、「メンバフラグレジスタ(MFR)」という存在が参入・停止状態を示してくれる鍵となってくれる訳なのです。じゃあそのメンバフラグレジスタって何なのよ?という疑問を説明させていただきます。


CUnetが参入・停止するってどういうこと?

第一にメンバフラグレジスタ云々よりも、ネットワーク上への参入や停止って何?どういった時にそんなことが起こるの?といった疑問が湧くと思います。(私は思いました)

ざっくりとしたイメージとしては、例えばMKY43やMKY44などが搭載された装置が数珠つなぎに接続されている状態で、どこかの装置が壊れた、あるいは復帰したときにMFRの存在が役に立つのです。

CUnetのMFR

特に、目で見ただけでは壊れているかどうかわからない!あるいは各装置が数百mのケーブルでつながれていて一つ一つ確認するのは時間も手間もかかる!といったときに上位のコントローラ(PC等)でMFRを確認すれば一発で犯人が見定められるのです。


メンバフラグレジスタの確認方法

MKY43は0~63番のSAに対応して、64bitのフラグが並ぶレジスタを数種類持っています。その一つがMFRといい、グローバルメモリ(GM)の共有が成立している=正常に接続・動作している(RUN状態)装置のSAエリアのbitは’1’となります。

例として、MKY43を搭載した装置が4台接続されている状態を説明します。下図ではコントローラの役割を持つPCとMKY43を搭載した装置でネットワークを組んでいます。装置は4台とも異常はなく、正常に動作しているので各装置が割り当てられているレジスタは全て’1’となります。

異常なしの場合のMFR


下図では先ほどと同じ接続状態である装置に異常が発生したパターンです。こちらの場合、問題が発生している装置のSAエリアは’0’となるので、いちいち実機を確認しなくてもコントローラ上で問題箇所を特定することができるのです。

異常ありの場合のMFR


ネットワーク異常の主な原因は?

実際問題どんな原因でネットワーク異常が発生するのかといいますと、基本的には下記の3つが問題となる場合が多いです。

  • 1. 外来ノイズによる瞬発的な通信障害
  • 2. 通信ケーブルの断線、コネクタの外れ、CUnet搭載装置の電源断
  • 3. ドライバ/レシーバ部品の故障

これらのトラブルに対し、CUnetシリーズは以下のような機能を発揮します。

1. 外来ノイズによる瞬発的な通信障害

外部からのノイズを受けた瞬間、まずは受信中だったパケットを破棄するかどうかを自動で検証します。そしてノイズの打撃によりデータの品質が保たれない場合にはこの受信パケットを破棄します。

このようにノイズによってパケットが破棄される際にはデバイスのLCARE端子にパルスが出力され、LEDを接続していれば点灯し視覚的に確認することができます。

2. 通信ケーブルの断線、コネクタの外れ、CUnet搭載装置の電源断

正常動作していない装置に対しては、デバイスのMCARE端子からLEDを駆動するパルスが出力されます。例えば、ケーブル断線やコネクタ外れなどの原因により装置が停止してしまった場合は、上で説明したMFRを確認すると、停止した装置に対応するbitが’0’になっていることがわかります。

図のように赤LEDを接続しておけば警告マークとして問題が起きていることがわかりやすいかもしれませんね。

LCARE,MCAREへのLED接続

3. ドライバ/レシーバ部品の故障

ドライバ/レシーバが故障した装置は、上2つと同様に共有動作が停止します。例えば、レシーバの故障に気づかずにユーザーがメモリ共有をスタートさせた装置はどうなるでしょう?

もちろん、ネットワーク上の他の装置とは協調できないということになります。CUnetデバイスの機能としても上記2つと同様ですね。


まとめ

今回記事にしたメンバフラグレジスタは言ってみれば装置に対する監視役といったところでしょうか。この監視役がいてくれることにより、いちいち装置を分解して故障してるかどうかを確認したり、どの装置に問題が発生しネットワークに影響を与えるかをパッと見で認識することができるのです。

こういった機能が僕ら人間に適用させられてしまうと、世知辛い世の中になってしまうのですけどね…。

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