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コネクティビティの拡張と制御性能の向上により システム・レベルの柔軟性を実現する 新型C2000マイコンを発表

2019年07月01日

EtherCAT、イーサネット、およびCAN FDを統合した新しい通信機能により、モーター駆動やファクトリ・オートメーション、大電力グリッドといったアプリケーションに対応

2019年6月20日 (水)
SCJ-19-010

日本テキサス・インスツルメンツは、EtherCAT、イーサネット、CAN FD(Controller Area Network with Flexible Data Rate)などのコネクティビティを統合した、新型のC2000TMマイコンを発表しました。C2000 F2838x 32ビット・マイコンにより、単独のチップでこれらの通信機能をACサーボ・ドライブやその他の産業システムに実装できるようになります。

通信インターフェイスを備えたシステムには、外付けのASIC(Application Specific Integrated Circuit)や専用のホスト制御マイクロプロセッサが必要になることがよくありますが、そのために設計アーキテクチャの柔軟性が制限され、複雑さも増し、基板面積も占有されることになります。新型のC2000 F2838xマイコンには外付けのASICが不要なため、全体のソリューション・サイズが縮小し、BOMも削減されます。

F2838xマイコンには3種類の産業用通信プロトコルが実装されているため、1つのマイコンを各システムの独自のニーズに合わせて調整することができます。これを実現する重要な要素が、新しいコネクティビティ・マネージャであるArm® Cortex®-M4ベースのサブシステムで、高い処理能力を必要とする通信の負荷を軽減し、最適なコネクティビティを実現します。これらの機能に加えて、C2000 F2838xマイコンでは、リアルタイム制御性能が強化され、これまでのC2000シリーズ・マイコンと比べて柔軟性も向上しています。F2838xマイコンの詳細については、こちらをご覧ください。

C2000 F2838xシリーズの主な特長と利点
・EtherCAT、イーサネット、およびCAN FDを統合:電気的に絶縁されたアーキテクチャ向けに、この新型マイコンは8つの受信チャネルを備えた高速シリアル・インターフェイスを使用し、最小ピン数で最大200Mbpsのチップ間通信を実行。CAN FDコントローラとトランシーバを内蔵した『TCAN4550 SBC』などのTIのシステム・ベーシス・チップ(SBC)と組み合わせることで、F2838xの高度に統合されたCAN FD設計を基に、CAN FDポートを手早く増設可能
・リアルタイム制御性能を強化:64ビット浮動小数点ユニットと高速な整数除算ハードウェアを用い、C28x中央処理装置をベースとした制御により差別化された機能と高精度設計を実現。サーボ・ドライブのアプリケーションでは、高速電流ループ・テクノロジーが、精度の高い位置制御を可能にするフィールド・オリエンテッド・コントロールを500ns未満で処理
・リアルタイム制御を容易にする柔軟なセンシング統合:C2000 F2838xシリーズにはシングルエンドの16ビットA/Dコンバータも内蔵され、使用できるチャネルがこれまでのC2000マイコンの2倍に増加するため、必要な外付け部品が最小限になると同時に、最短のシステム・レイテンシと最大限の制御ループ精度を実現。拡張された構成可能ロジック・ブロックにより、周辺機器のカスタマイズが可能になり、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)の必要性が減少あるいは不要

C2000 F2838xのテクノロジーの詳細情報
技術ブログ記事「新しいコネクティビティ機能を獲得したリアルタイム・コントローラ」を参照
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