富士エレクトロニクス株式会社

メーカーニュース

オーディオDSPプロジェクト開発を迅速に実現する「SHARC® オーディオ・モジュール・プラットフォーム」を発表

2019年02月25日

アナログ・デバイセズ社は本日、各種のデジタル・オーディオ製品の効率的な試作、開発、製造を可能にするハードウェア/ソフトウェア・プラットフォーム、「SHARCR オーディオ・モジュール(ADZS-SC589-MINI)」を発表しました。高性能なオーディオ信号処理コンポーネンツと包括的なソフトウェア開発環境を革新的に組み合わせたSHARC オーディオ・モジュールは、エフェクト・プロセッサ、マルチチャンネル・オーディオ・システム、MIDIシンセサイザや他の多くのDSPベースのオーディオ・プロジェクトに最適です。

従来の製品開発では、製品独自の要件に取り組む前の段階で、部品の選択、ボードの試作、基本ソフトウェア構造の開発に多大な時間と労力を投入する必要がありました。このプロセスを大幅に加速するため、SHARCオーディオ・モジュールは、アナログやデジタルI/Oの幅広い選択肢と基本ソフトウェア・パッケージ/開発環境を統合したオーディオ・プラットフォームを提供します。SHARCオーディオ・モジュールは自己完結型のシステムとしても使用できますが、モジュールを拡張して独自のI/Oおよびコントロール・サーフェスを作成することも可能です。

Clockworks, Inc.のCEOであるBrewster LaMacchia氏は「SHARCオーディオ・モジュールはオーディオ・プロセッシング機器開発の理想的な中核的ハブとなります。このモジュールを使って、ゼロからシステムを設計する場合の数分の一の時間で、高度な機能を持つ各種のカスタムI/Oペリフェラルを作成できました」と述べています。

SHARCオーディオ・モジュールの中核は、2個の500MHz SHARC+R DSPコアと1個のARMR CortexR-A5コアを統合した最先端のオーディオ・プロセッシング用エンジンであるアナログ・デバイセズのADSP-SC589プロセッサになります。このプロセッサには、次のような熟考の上に設計された一連のペリフェラルが接続されます。

2個の2GB DDR3メモリと1個の512MB SPIフラッシュ・メモリ
UART(MIDIおよびその他の用途)
SigmaDSP ADAU1761 96 kHz、24ビット・オーディオ・コーデック
ギガビット・イーサネット、S/PDIF、および1/8インチ・ステレオ・ジャック
USB OTGおよびHS
AD2425W A2BR マルチチャンネル・オーディオ・インターフェース
2個の64ピン拡張コネクタ

アナログ・デバイセズは、メインのSHARCオーディオ・モジュール以外に、追加機能を提供する「Fin」という拡張ボードを提供しています。オーディオ・プロジェクトFin(ADZS-AUDIOPROJECT)は、1/4インチ・ステレオI/O、接続機能の追加、拡張された信号アクセシビリティを備えるコントロール・サーフェスをSHARCオーディオ・モジュールに提供する、MIDIおよび楽器/FX用ドーター・カードです。

moForteのCEOであるPat Scandalis氏は「SHARCオーディオ・モジュール・プラットフォーム及びGrame大学によるオーディオ信号処理言語Faustのサポートにより、オーディオ合成や処理アルゴリズムを強力で高性能なハードウェア・プラットフォームへ迅速に移行できました。オーディオ・プロジェクトFinは完璧なI/Oセットを備えていました」と述べています。

SHARCオーディオ・モジュールを使用する開発者は、費用対効果の高い小型の基本プラットフォームと高度に最適化されたソフトウェア/ツール・エコシステムを利用して、独自のアルゴリズムとユーザ・インターフェースの開発に専念できます。