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24GHz~44GHz、高集積マイクロ波アップコンバータ/ダウンコンバータ「ADMV1013/ADMV1014」を発表

2019年02月26日

アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は本日、高集積マイクロ波アップコンバータ「ADMV1013」とダウンコンバータ「ADMV1014」を発表しました。
これらのICは、50Ωに整合され、24GHz~44GHzの非常に広い周波数範囲で動作できるため、28GHzと39GHzを含む5Gミリ波のすべての周波数帯をカバーできる単一プラットフォーム・システムの設計が容易になり、開発コストの削減が可能となります。
更にこのチップセットは、1GHzのRF瞬時変動信号帯域にフラットに対応し、全てのブロードバンド・サービスとウルトラ・ワイドバンド・トランシーバー・アプリケーションをサポートできます。
アップコンバータとダウンコンバータはそれぞれ高度に集積され、ベースバンド直接変換(DC~6GHzで動作可能)またはIF変換(800MHz~6GHzで動作可能)に設定可能な、内蔵プログラマブル直交位相シフタを備えたI(同相)ミキサーとQ(直交位相)ミキサーから構成されています。
また、電圧可変減衰器、送信PAドライバ(アップコンバータ)と受信LNA(ダウンコンバータ)、周波数4逓倍器付きLOバッファ、プログラマブル・トラッキング・フィルタも内蔵されています。
ほとんどのプログラマブルな機能は、SPIシリアル・インターフェースによって制御できます。
このポートにより、アップコンバータとダウンコンバータの直交位相不平衡度を調整するための独自な機能が提供されるため、通常は抑圧が難しいサイドバンド除去を32dBc(代表値)から10dB以上改善できます。
その結果、卓越したレベルのマイクロ波無線通信性能が実現されます。
これらの特長を組み合わせることで、最先端の柔軟性と使いやすさを提供しながら外付け部品数を最小限に抑え、スモール・セルなど小型フォーム・ファクタ・システムへの実装を可能にします。

高集積化されたADMV1013マイクロ波アップコンバータとADMV1014マイクロ波ダウンコンバータは、28GHzおよび39GHzの新しい5Gワイヤレス・インフラストラクチャ帯で動作するマイクロ波無線プラットフォームに最適です。これらのコンバータは1GHzの信号帯域幅に対応しており、アップコンバータは20dBm以上のOIP3を達成し、1024QAMなど条件の厳しい変調方式に対応できます。これらはマルチギガビット・ワイヤレス・データ通信の実現に必要な条件です。しかもこのチップセットは、衛星および地上局広帯域通信リンク、航空無線、RF試験装置、レーダー・システムなどのアプリケーションにも非常に有効です。これらの製品は優れた直線性とイメージ除去性能を特長とするため、マイクロ波トランシーバーの多岐の特性改善に特に効果的です。

ADMV1013は40ピン6mm x 6mm LGAパッケージで供給され、ADMV1014は32ピン5mm x 5mm LGAパッケージで供給されます。サンプルおよび量産出荷品は直ちに入手可能です。