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太陽光発電を低コストで実現する 画期的なインバータ技術を搭載した高精度電力変換プラットフォームを発表

2016年02月23日

アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は本日、同社の電力変換プラットフォームに、革新的なミックスド・シグナル・コントロール・プロセッサ ADSP-CM41xシリーズが新たに追加されたことを発表しました。本製品は、太陽光、エネルギー貯蔵および電気自動車用インフラのシステム設計を劇的に簡素化してコストを削減するとともに、インフラ全体の効率性や安全性を向上できるよう設計されています。近年、太陽光パネルや太陽電池システムの著しい低価格化が進む中、太陽エネルギーの効率性を新たな局面に飛躍させるインバータ技術が求められていました。従来の常識を覆す画期的なインバータ設計が、機器の小型化、軽量化、コスト削減へと結実しはじめた中で、各機器の潜在的性能を最大限引き出せるよう、一層の進化要求がデジタル処理技術に対して向けられています。今回発表したADSP-CM41xコントロール・プロセッサは、電力変換設計が飛躍的に進化しており、太陽光やその他最新のエネルギー応用技術、機器に適合するよう特別に調整されたハードウェア統合が比類のないレベルで実現されています。ADSP-CM41xコントロール・プロセッサは、複雑な外部回路設計の負担を軽減し、最大のインパクトを与えるインバータを設計するために必要とされる設計期間の短縮、コスト削減、安全性の向上および高精度化を実現します。

アナログ・デバイセズの産業用オートメーション/エネルギー/センサー担当バイス・プレジデント、マーク・マーティン(Mark Martin)は、次のように述べています。「持続可能エネルギーのコスト問題こそ、現在産業界が直面する最大の課題です。アナログ・デバイセズはADSP-CM41xによって、電力変換設計における根本的な障壁を克服し、お客様がこの難題を解決できるよう支援します。革新的なインバータ・ソリューションを実現するうえで主役を演じたのは、本コントローラの独自アーキテクチャと性能レベルです」

ADSP-CM41x設計の中核をなすのが、画期的な完全に独立したデュアルコアという安全性コンセプトであり、これに基づいて冗長化された安全性や各種機能が1チップに集積されています。この史上初のアーキテクチャにより、現在標準仕様となっている外部の監視回路素子が不要になるため、開発に要する時間とシステムのコストを大幅に節約できます。同様に重要な点は、最適化されたハードウェア・アクセラレータを基板上で統合したことです。これにより、プロセッサ・コアの負荷を減らし、各種コア機能用に向けられる処理能力を強化しています。さらに、デバイスに搭載されたアーク故障検出機能が設計を簡略化するとともに、信頼性と精度の向上を実現するインテリジェントな命令系統により安全性を強化します。

最先端の電力変換プラットフォーム上に構築

ADSP-CM41xは、最近リリースしたADSP-CM40xミックスド・シグナル・コントロール・プロセッサに加え、ARMコアの処理能力とアナログ精度を備えた、新たな業界標準となり得る製品です。ADSP-CM41xシリーズは、AD740xシグマ・デルタベースA/Dコンバータなど、他の重要なシグナル・チェーン・コンポーネントとシームレスに統合することができ、これを大型で高価なセンサー・モジュールと置き換えることでシステム・コストを削減し、絶縁電流の計測精度を高めることができます。またこのプラットフォームには、高速なスイッチングによりシステム効率を向上させるiCoupler®絶縁技術を搭載したADuM413x絶縁ゲート・ドライバ・シリーズも含まれています。