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極低レベルのエネルギー採取環境下にある IoTアプリケーションにも業界最高水準のエネルギー効率を提供する エネルギー・ハーベスト用パワー・マネジメント・ユニットを発表

2016年02月24日

アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は本日、利用可能エネルギーが僅かな環境下でも、より短時間で効率的にエネルギー・ハーベスティングを行えるよう設計したパワー・マネジメント・ユニット(PMU)「ADP509x」シリーズを発表しました。ADP509xは独自の回路設計によって、エネルギー・ハーベストで収集されたエネルギーを16µWから100mWの電力に変換し、その間の動作損失をサブµWレベルに抑えます。また、ADP509xは現時点で最速のコールド・スタートも実現します。エネルギーレベルの低い状況でエネルギー・ハーベストに依存するデバイス類の場合、起動に必要な量のエネルギーを蓄積するまでに時間がかかり、計測や加工、伝送といった機能の作動開始が大幅に遅れかねません。その結果、データの収集漏れや動作速度の遅延が生じ、利便性や満足度も低下してしまいます。ADP509x PMUは革新的なマルチパワーパス設計(複数の電源ソース)によってこうした問題を解消し、起動時間を短縮してスムーズな動作を可能にします。

エネルギー・ハーベストは完全な自律型IoTソリューションを実現する鍵となるきわめて重要な要素技術です。ADP509xにより、バッテリ交換に非常にコストがかかるアプリケーションにおいて大幅なコスト削減を図れるだけでなく、バッテリ交換が不可能なものや現実的でなかったアプリケーションについても、数多くの新たなアプリケーションの可能性を生み出せるようになります。多くのアプリケーションが、太陽光エネルギーの採取が困難な低光量の屋内などきわめて低レベルのエネルギー採取環境下にあること、周期的に全くエネルギー採取が不可能な時間帯があることなどが、エネルギー・ハーベストの大きな障害となっています。このため、パワー・マネジメント・ソリューションにはごくわずかなエネルギーでシステムを十分に稼働できるようにするだけでなく、エネルギー貯蔵デバイスを効率的に管理して、エネルギーが全く採取できない間もエネルギー需要を充分に賄えるだけの電力を供給できるようにすることが求められます。