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クリーンな高速通信を実現する 低ドロップアウト・レギュレータを発表

2016年03月16日

Ultralow Noise LDOs Enable Cleaner and Faster Communicationsアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は本日、超低ノイズ性能により、レシーバ、トランスミッタ、オーディオ製品に発生する不要なシステム・ノイズを除去して品質を向上させる低ドロップアウト・レギュレータ(以下LDO)の新製品、ADP176xおよびADP715x を発表しました。この新シリーズは、無線基地局、有線通信、産業用計測器、高性能オーディオ、医療機器などへの搭載を念頭に設計されています。 特にデータ・レートが高く、ノイズに敏感な精密アナログ/RFアプリケーションで、クリーンな電源レールや高速な過渡応答を実現し、高い電源電圧変動除去比(以下PSRR)を発揮します。

高速データ・レートを採用するアプリケーションの増加にともない、敏感な半導体デバイスの動作には、よりクリーンな電源レールが求められています。この課題は、高速化が進み、プロセスの微細化が65nmから28nm、さらにそれ以下へと進むにつれ一層深刻になります。ノイズに敏感なRFトランシーバ、電圧制御発振器、フェーズ・ロック・ループ・シンセサイザ、クロック、高速A/DおよびD/Aコンバータなどが増加の一途をたどる中、ADP176xおよびADP715x LDOがこれらに対応します。また、外付けフィルタやバイパス・コンデンサなど受動素子を追加する必要がなくなり、プリント基板の小型化とコスト削減が図れます。

ADP176xおよびADP715x LDOは、優れたノイズ/PSRR性能を発揮します。ADP176xシリーズの最大出力電流は3Aで、0.5V~1.5Vの出力電圧範囲で動作します。 この低電圧出力の動作により、多くの最新アプリケーションの高電流コア・レール要件に対応します。ADP715xシリーズは1.2V~3.3Vの出力電圧範囲をサポート、10 Hz~100 kHzで1.6 µVrmsという業界最高水準のノイズ性能を発揮します。さらにこの2 µVrms未満(100 Hz~100 kHz)という極めて低いノイズ性能でのLDO出力電流範囲を、最大2Aにまで拡大しています。こうした超低ノイズと高いPSRR性能の両立は、高出力レベルのLDOに新たな局面をもたらします。