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日本TI、高電圧アプリケーション向けに、業界初の絶縁型ゲート・ドライバ製品を発表

2016年07月19日

短い伝搬遅延特性を持ち、強力なドライブ能力やユニバーサルな互換性を提供する 新型の2チャネル内蔵強化絶縁ゲート・ドライバ

SCJ-16-026
2016年7月19日

 

 

日本テキサス・インスツルメンツは、TIの絶縁製品ポートフォリオの新しいゲート・ドライバ製品ファミリの最初の品種として、5.7kVRMSの強化絶縁性能、2チャネル内蔵で業界最高速動作の絶縁型ゲート・ドライバ製品を発表しました。新製品の『UCC21520』は、ローサイド(低圧側)、ハイサイド(高圧側)、またはその両方や、ハーフブリッジの電源管理などの設計を使用目的とした絶縁型ドライバとして、柔軟でユニバーサルな互換性を提供します。『UCC21520』は、複数の部品や高度な保護機能を集積しているほか、最適化されたスイッチング性能を提供し、エンタープライズ、通信、車載や産業用のアプリケーションにおいて、より小型でより堅牢な設計を可能にします。製品の詳細に関してはhttp://www.tij.co.jp/UCC21520-pr-jpをご覧ください。

システム保護や高信頼性を重視する高電圧アプリケーション向けに開発された『UCC21520』は、最大12.8kVのサージ耐性のほか、100V/nsを超える同相過渡耐性を提供します。業界速の19nsの伝搬遅延時間、最も厳密な5ns未満のチャネル間の遅延時間一致特性によって、高い電力密度と高効率を可能にすることから、より小型のソリューションや、最終機器の寿命期間にわたる高信頼動作を提供します。

 

 
UCC21520』の特徴と利点

 

・より高い電力密度で小型のソリューションを提供: 『UCC21520』は高周波スイッチング・モードの各種アプリケーションにおいて、1.8nFの容量性負荷に対して6nsの立ち上がり時間と7 nsの立ち下がり時間を提供、4Aのソース電流と6Aのシンク電流でスイッチング損失を削減

 

・高い堅牢性の絶縁性能: 最大12.8kVの高電圧試験済のサージ保護機能や、100V/nsを超えるノイズ耐性を提供、データ・センター、工場その他の高電圧環境で通常発生する過酷な条件から最終機器を保護

 

・高い柔軟性: 『UCC21520』は、3V~18Vと広い入力電圧範囲、プログラマブルのデッドタイム制御、2チャネル内蔵や出力の並列化によって、一個のデバイスで、複数アプリケーションに柔軟に対応

 

・低消費電力: 1mA/チャネルと最小の低静止時電流によって、エネルギー効率を向上

 

最大限のシステム性能を可能にするコンプリートな電源管理設計

 

『UCC21520』絶縁型ゲート・ドライバをTIのコントローラ製品とペアで使うことで、システム性能を最適化できます。TIのアナログ・コントローラ製品としては、フェーズシフト・フルブリッジ設計向けの『UCC28950』 、共振モード電源向けの『UCC25600』や、PFC(力率補正)向けの『UCC28070』 などがあります。また、TIのデジタル電源コントローラには、『UCD3138』『C2000™』 32ビット・マイコンなどの製品があります。

 

設計の迅速化に役立つ評価ツールとサポート

TIは、『UCC21520』を搭載した製品の市場投入期間の短縮に役立つ数々のサポート・ツールを供給中です。開発の迅速な開始に役立つ『UCC21520EVM-286』評価モジュールとPSpice/SIMPLIS 過渡モデルを供給中です。リファレンス・デザインであるTI Designsの「過電流、過電圧、温度保護付きの強化絶縁三相インバータ」(TIDA-00366) で、ブロック図、設計ファイルやBOMリストを参照できます。

 

パッケージ、価格と供給について

『UCC21520』はTI storeや販売特約店から、16ピンSOICワイド・ボディ・パッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は2.40ドルです。

 

UCC21520』とTIのゲート・ドライバ製品ポートフォリオに関する情報

ゲート・ドライバ製品ポートフォリオ絶縁ソリューションを検索

・「絶縁型ドライバの実力」、「2チャネル内蔵強化絶縁ドライバの動的性能」のビデオ(英語)を参照

・ブログ記事「クラウド・サーバーを絶縁する理由」を参照

・アプリケーション・ノート「高速の動的応答特性を備えたユニバーサルな絶縁型ゲート・ドライバ『UCC21520』」(英語)をダウンロード

・ホワイト・ペーパー「高電圧強化絶縁の定義とテスト手法」(英語)を参照

 

 

※C2000はTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。